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「日本におけるNewtonの今」 |
1.4、もしかして、1.5ぐらいまでで1.xのシリーズが終わるんじゃないかなと思うんですね。これ以上、凄く早くなるとか、凄い機能アップすることは期待できないと。
全部、2.0の方に切り替えていくと思います。夏ぐらいから。当然、同時に進めてるわけなんですけど、1.4でかなり、まぁ、全部作りなおしたんだけどね、内部的なこと。見た目は変えたし、内部的に全部モジュール化したので、前より、インターフェースには、融通が利くようになってます。赤外線、さっき言ったハードウェアキーボードにも対応したりしたし。2.0では、かなり、見た目が変わってきますね。
今の、まだ発表になってないんだけど、予定としては、F.U.N等と共通の形式になるって言うことですね。同じようにフローティングパレットで操作する物として、自分の好きな機能だけを足せばいいと。
それは、2.0から、プラグイン的な発送で、アプリケーションがどんどん分割されてくるという。まぁ、本来は、そう言うことをどんどん、やってたわけなんだけど、やっぱり、その分ヒープを喰ったりするわけですから、思うようには成らなかったんですね。今、2.0で有る程度、問題が解決されたから、分割すると。好きな部分だけをインストールして、使う。例えば、色んな拡張なり、F.U.Nのようなソフトとか、そういう物が入れたり出来るよう成ると。」
「凄いですね。」
「で、そういう方向に行くんじゃないかなと。モジュール化すると。
後は、まぁ、EXPOで発表する予定なんだけど、手書き認識のもっと凄いヤツ。FreeInputのかなのヤツはそのまんま出すんだけど、それと違う手書き認識も期待出来るんじゃなかな、と。まぁ、まだやっぱり、インタープリター上でやってるわけですから、シャープには、まだ勝てないんだけど、ハードウェアも早くなってくるらしいし。」
「ARMの新しいチップ(現在Newtonで使われているCPUの上位モデル。現在のCPUに比べて、劇的に処理速度が向上しているとか。ただし、時期Newtonにこれが載るかという事については、Appleより公式のアナウンスはされていない。)の話題があちこちで出ていますもんね。」
リチャード
「そう、それがもう、当然全部早くなる、と言うことなんですから、FEPの方も早くなって来るんです。ですから、今はもう、最低限のことしかやって無いから、本来やるべき文節変換とか、そう言うような機能は当然入れたいし。もっと賢くしなくちゃ成らないんだけどね。
サイズ的には、これ以上小さくなることは、たぶん、無いと思うんですね。
まぁ、頑張って、少しぐらい合理化したりする事は、出来るけど、まぁ、やっぱり、早さのほうが...」
「でも、UniFEP自体の大きさより、日本語環境では、特に、フォントの容量が大きいですからね。」
リチャード
「そうですね。うちは前から、フォントはUni codeって事なんで、いろいろとフォントの環境を変えて欲しいというお願いをしているんだけど。
まぁ、例えば、日本語も、韓国語も、中国語も、別々でモジュールみたいな感じで出したり出来るようにしてもおかしくないし。後、フォントサイズ。当然、全てのフォントサイズが、全てのエンコーディングで必要じゃないので、例えば、レベル1だけを18ポイントとか、そういう風に何か、本当にバラバラで出来たら、より良いんじゃないかなと。
まぁ、Macにはある程度有るんだけどね。ビットマップがそういう風に足せる。スーツケース形式では、別のスーツケースが有っても、9ポイントと14ポイント、両方出してくれるとか、そういう様な事が有るんで。英文では、それほど必要無い感じなんだけど、やっぱり、アジア系の文字になると必要なんですよ。それは、もう、向こう(=アップル)の意識なんですよね。割と簡単に、技術的には出来るんで、将来的にそれはあると。
自分達もUni codeというものをもっと、生かしたいなと思っているんで、同じ環境で、韓国語も、中国語も、同じラインって言う感覚にしたいなと思っているんですね。」
「韓国なんて言うのは、ビジネス的な意味でもこれから面白そうです物ね」
リチャード
「そうそう、何回か、そういう話は来てるし。前にも、インド語とか中国語とか、作ってくれないかという話がしょっちゅう来ていたんだけど、うちは、チャリティじゃないから。別に向こうにいるわけじゃないから、自分達では販売に関して、わかんないから。別に信じてないんじゃないけど、(状況を)知らないのに作っちゃって、メリット有るかどうか、わかんないですからね。
それに、まだ、日本語でやらなきゃ成らないことがいっぱい有るんで、それを先ず、やらないと。まぁ、Newtonのためにも成るんじゃないかな。元気な市場があると、Newton自体が、凄く元気になると言うことですからね。」
「一寸、関連した話題なんですけど、エヌフォーのソフト、例えば、書道なんて、日本ではもとより、海外の人達にとっても面白いソフトだと思うんですよ。実際、僕は、NewtPaintももっていたりするんですが、書道の方を起ち上げる機会の方がはるかに多いし。(笑)
そこで、海外への、ソフトの輸出は考えていらっしゃるんでしょうか。」
リチャード
「出しますよ。アメリカで、Newton用に事務所をもう、開いて有ります。これから売ります。書道も、UniFEPの外国人版のネイティブバージョンも作ろうかなと思っているんですね。軽くして、単純なフレーズブック付けて。後は、まぁ、(日本と)取引している人とか、そういう趣味持っている人、勉強用の。これは、辞書類も作っているんで、そういう物も持っていこうと思っています。やります。
後は、日本語に関係無いようなソフトも、電卓とか、そういう物も作っているわけですから、絞ってはもったいないような気がしますしね。逆にマッキントッシュだと、アメリカの市場に入り込むのは難しいんですね、大手が、かなりそろってるんで。ですから、海外進出というと、Newtonの方が。
まぁ、たぶん、わかんないんだけどね、世界で一番大きな、Newtonの会社は、エヌフォーじゃないかと思いますから(笑)、そういう意味で、日本で、儲かった分、まぁ、儲けるって事だけじゃなくて、やっぱり、その分スタッフがそろってたりとか、技術が揃ってるわけですから、それを海外にも活かせるわけですね。
本当にやりますんで。」
「今度は、一寸シリアスな質問ですが、発売当初からUniFEPは、ずっと、無償でアップグレードしていますよね。私は、これからの市場を考えていった場合、Newtonのプログラマーを育てるためには、Newtonのプログラミングで、自活できるんだと言う環境を作っていく必要が、有ると思うんですよ。そういう意味で、ユーザーも、自分が良いと思ったソフトウェアには、きちんとシェアフィーを払うなり、購入するなりして市場を育てて行かなくては、と、思うんですが、そういう意味もふまえた上で、ビジネスとして考えた場合、Newtonでの商売というのは、成り立つんでしょうか。」
リチャード
「まぁ、うちは周辺とか、Newtonのハードウェアも売っているわけですから、そういう部分もあるし、元々、マッキントッシュのフォントで有る程度基盤が出来ているわけですから、出来無くはないんですけどね。(エヌフォー社では、Macで外字を扱う人にとっては必携と言える、各種日本語外字キットを開発、提供しています。)
でも、うちは、同じ開発の時間を考えると、マッキントッシュの簡単なソフトを作った方が、儲かるかも知れないんですけどね。うちがもう、育てて行くって言うつもりで、やってるし、ソフトも凄く、安くしているんですね。だから、マッキントッシュと同じ値段の設定にしちゃいけないと思ってます。PDAだし、本体も安いし、本体より高くソフトを売ったりするのもおかしいんじゃないかなぁと思って。もっと気楽に、使い捨てのソフト、それほどサポートはいらない、アップグレードがあまりないような。
例えば、書道のバージョンアップ、まぁ、2.0に対応したりとか、バグフィックスして、少しぐらい機能足したって、書道5.5とか出ないでしょ。(笑)必要無いですから。そういう風にもう、きちんとテーマがあって、最初から完璧なものを作りたいなと思ってるんですね。そのかわり、いっぱい作る。そういう考え方でやってます。だから、まぁ、商売として成り立つ、まぁ、個人で作って、別にこれで喰っていこうとは...。まぁ、PDSのソフトと一緒ですね。そういう風に考えればいいです。普通のPDSのソフトでは、もしかすると、それが、パッケージに成って、店に並べて、有る程度、儲けることが出来るかも知れないんだけど、それで喰っていけるかどうかって言うことになると難しいんだよね。まぁ、アメリカで何人かはやっているんだけどね。Hardy
Maciaとか。
(アメリカのプログラマー達も)大体、あるNewton系の会社に就職しながら、自分で、シェアウェアか何かやったりとか、まぁ、自分のブランド?で出したりしてるわけですね。そういう人も何人かいるわけですね。まぁ、昔のMacもそうだったんですけどね。もう、本当にプログラミングして、頑張ってる人が限られてたわけですから。同じような環境ですね。これからは、問題はないと思うんですけどね。まぁ、ソフト一本で喰っていけると言うことには成らないと思うんですけどね。コンサルティングしながら、そういう企業のための開発しながら、作品やったりとか、そういう風になると思うんですけどね。」
「最後になりますが、このページを読んでくれている人達に何かメッセージはありますか?」
リチャード
「メッセージか、難しいな。Newtonを買って下さいって言うのは、一寸ねぇ。(笑)
特に、Newtonって言うのは、PDAだから、パーソナルな物ですから、使ってみて自分に合ってるかどうかしかないので、「試してごらん」とか、そのぐらいしかないですね。みんながNewtonを使えっていうことも無いしね。全ての人に合ってるとは思ってないし。特になんか、そういうメッセージとかはないですね。」
「もっともですね。本日は、大変有り難う御座いました。」
いかがだったろう。本当に、Newtonとその日本語環境を自らの手で育て上げた氏だからこそ、その言葉にはいちいち、納得出来る物があるのではないだろうか。そして、UniFEPや今後、発表が予定されているソフトの話。我々ユーザーにとっては、本当に嬉しい話も聞くことが出来た。
これからも、エヌフォーからは、目が離せない。